田辺市職員労働組合様は、今回12名が熊野本宮にお越しいただきました。
当日は、前日からの寒波の影響で、田辺市内から通っている私も、中辺路町までは国道に雪が残り、雪もまだ降り続いていたため、土入れの道普請は無理かなと思いながら来ましたが、本宮に到着した時には、雪の降った様子もなく、道普請日和の状態でした。
今回の道普請ウォークツアーは、地域を知り、魅力を再発見し、魅力発信や政策提案に取り組もうと7年ぶりに開催していただきました。
今回、参加者12名がまず、熊野本宮館にて「世界遺産入門」を受講いただきました。
みなさん熱心に聞いていただいていました。
今回の道普請箇所は、伏拝口バス停から約100m上ったところの土置き場から水吞王子に向かって約300m〜350mのところで土入れ作業を行いました。
土の量は約0.5tで、多い人で5往復の土を運んでいただきました。
1回目に1番早く登ってこられた男性は、「持ちすぎた〜、遠かった」としばらく、息も上がり、しんどそうでした。
皆さん、雪がちらつく寒い中でしたが、2回目、3回目と温まってきて、着ているものを1枚、2枚と脱いでいっていました。
別の仕事で来られたインフルエンサーさんや、京都の大学生も飛び入りで参加していただきました。
また、皆さんで交代しながら、「たこ」や「タンパー」という道具を使って土固め作業を体験しました。
道普請終了後、伏拝王子で昼食をとられ、熊野本宮大社までウォークされました。
紀伊山地は年間を通して雨量が多く、古道の土砂流出など道自体の痛みも発生する課題を抱えています。
地元田辺市の職員労働組合様が率先して保全活動に取り組んでいただけることは、とてもありがたいことです。また来ていただけばと思います。
ありがとうございました。
世界遺産入門講座

道普請前@

道普請前A

道普請説明

土嚢袋土入れ作業

土運び作業@

土運び作業A

土入れ作業@

土入れ作業A

土入れ作業B

土固め作業@

土固め作業A

道普請後@

道普請後A
posted by 和歌山県世界遺産センター at 10:51
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道普請