2023年12月21日

令和5年度わかやま世界遺産地域交流会(保存活用団体連携促進研修事業)

 今年度のわかやま世界遺産地域交流会(保存活用団体連携促進研修事業)は、高野町にて開催いたしました。この事業は、地域で活躍している参詣道保全団体・語り部団体の皆様を対象に、日常活動されている地域だけでなく、他地域や参詣道全体についての理解を深めることを目的に、平成18年度から実施しています。今年は、和歌山県内の世界遺産保有市町と三重県からも参加をいただき、合わせて20団体(123名)の皆様にお集まりいただきました。
 午前中は高野山大学大教室にて、高野山大学密教文化研究所受託研究員の木下浩良氏の講演(演題:『巡礼者の聖地紀伊半島―高野山を中心として―』)を聞いていただきました。参加者からは、「今まであまり知らなかった高野山について学ぶことができ大変有意義だった。」と好評でした。午後は、現地学習として高野山町石道語り部の会並びに高野七口再生保存会の方々の案内で、Aコースは女人道、Bコースは一の橋から弘法大師御廟、Cコースは壇上伽藍から金剛峯寺を歩きました。1時間半から2時間足らずの時間でしたが、参加者は案内してくださった語り部さんのお話に耳を傾け、高野山の歴史と魅力に触れることができたことと思います。また、いろんな地域から来られた方々と一緒に歩くことで、参加者相互の交流を図ることができたと思います。

木下浩良氏の講演
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講演の様子
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現地学習Aコース
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現地学習Bコース
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現地学習Cコース
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2022年12月23日

令和4年度 わかやま世界遺産地域交流会【保存活用団体連携促進研修事業】2022/12/8

 今年度のわかやま世界遺産地域交流会(保存活用団体連携促進研修事業)は、串本町にて開催されました。この事業は、地域で活躍している参詣道保全団体・語り部団体の皆様を対象に、日常活動されている地域だけでなく、他地域や参詣道全体についての理解を深めることを目的に、平成18年度から実施しています。今年は、和歌山県内の世界遺産保有市町と三重県からも参加をいただき、合わせて18団体(103名)の皆様にお集まりいただきました。
 午前中は串本町文化センターの大ホールにて、大辺路刈開き隊隊長の上野一夫氏の講演(演題:『大辺路を辿った旅人たち』)を聞いていただきました。参加者からは、「大変興味深いお話を聞かせていただいた」と好評でした。午後は、現地学習として大辺路飛渡谷道を、大辺路刈開き隊の方々に案内していただきながら歩きました。3kmほどの道のりを約1時間半かけて歩きました。途中、海岸線を眺めることもでき、気持ちのいいウォークとなりました。
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上野さんによる講演の様子。パワーポイントを自作して、わかりやすいお話にしていただきました。少し緊張したとおっしゃっていましたが、堂々とした話しっぷりでした。
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串本町文化センター大ホールの様子です。熱心に聞いていただきました。  
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大辺路刈開き隊の語り部さんを中心に、10人ほどの班で現地学習を行いました。
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2019年12月03日

令和元年度 わかやま世界遺産地域交流会(保存活用団体連携促進研修事業)

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 今年度のわかやま世界遺産地域交流会(保存活用団体連携促進研修事業)は、田辺市にて開催されました。この事業は、地域で活躍している参詣道保存団体・語り部団体の皆様方を対象に、日常活動している地域だけでなく、参詣道全体の理解と各団体相互の交流を深めるという目的のもと、平成18年度から実施しています。今年は、和歌山県内の世界遺産保有市町と三重県からもご参加いただき、21団体(153名)の皆様方にご参加いただきました。
 午前中は田辺スポーツパークの多目的ホールにて、午後からの現地研修は芳養王子跡から鬪雞神社のコースにて行いました。午前中は、講演会(演題:『鬪雞神社について』 講師:鬪雞神社宮司/長澤好晃氏)を実施いたしました。午後からの現地研修は、10班編成で、それぞれの班ごとに田辺観光ボランティアガイドの会の方々に案内をしていただきながら歩きました。5km弱の道のりで、昨年と比べると歩きやすいコースでの研修となりました。
 本事業の開催にあたりご支援いただきました関係者の皆様方に、あらためて感謝申し上げます。また、ご参加いただきました各団体の益々のご発展と各団体の皆様方の益々のご活躍を心よりお祈りいたします。
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2018年12月05日

平成30年度 わかやま世界遺産地域交流会(保存活用団体連携促進研修事業)

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 今年度のわかやま世界遺産地域交流会(保存活用団体連携促進研修事業)は、かつらぎ町にて開催されました。20団体・160名の皆様にご参加いただき、午前中はかつらぎ町総合文化会館で、午後からの現地研修は、三谷坂・丹生都比売神社にて行いました。
 この事業は、地域で活躍している参詣道保存団体・語り部団体の皆様方を対象に、日常活動している地域だけでなく、参詣道全体の理解と各団体相互の交流を深めるために平成18年度から実施しています。かつらぎ町での開催は、初年度の平成18年以来2度目となります。
 午前中は、講演会(演題:『丹生都比売神社と高野山』 講師:丹生都比売神社宮司/丹生晃市氏)を実施いたしました。
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 午後からの現地研修は、「三谷坂」(丹生酒殿神社から丹生都比売神社まで)を歩くコースと、丹生酒殿神社と丹生都比売神社を散策するコースの2コースに分かれて行いました。三谷坂を歩くコースは、7班編成で、それぞれの班ごとに高野地域で活動されている団体の方々に案内をしていただきながら歩きました。丹生酒殿神社と丹生都比売神社を散策するコースは3班編成で、それぞれ高野地域で活動されている方々に丹生酒殿神社をご案内いただきました。また、丹生都比売神社では丹生宮司よりお話を聞かせていただきました。
 本事業の開催にあたりご支援いただきました関係者の皆様方に、あらためて感謝申し上げます。また、ご参加いただきました各団体の益々のご発展と各団体の皆様方の益々のご活躍を心よりお祈りいたします。
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2017年12月06日

平成29年度保存活用団体連携促進研修事業

 今年度の保存活用団体連携促進研修事業(わかやま世界遺産地域交流会)は、那智勝浦町にて行われました。21団体・170名のご参加のもと、午前中は那智勝浦町体育文化会館で、午後からの現地研修は、場所を那智山に移して行いました。那智勝浦町での開催は、平成25年度以来2度目となります。
 この事業は、地域で活躍している参詣道保存団体・語り部団体の皆様方を対象に、日常活動している地域だけでなく、参詣道全体の理解と各団体相互の交流を深めるために平成18年度から実施しています。
 午前中は、講演『熊野那智大社御創建1700年を迎えて』(講師)熊野那智大社宮司/男成洋三氏、ならびに『西国三十三所草創1300年にあたって』(講師)那智山青岸渡寺副住職/高木亮英氏の各講演を実施いたしました。
 午後からの現地研修は、熊野・那智ガイドの会の皆様方にご案内いただき、昨年10月に追加登録をされた熊野参詣道中辺路「かけぬけ道」(那智山青岸渡寺と妙法山阿弥陀寺を結ぶ道)の一部を歩きました。11の班に分かれ、バスで那智高原公園に移動した後、1班から順にスタートしていきました。那智高原公園から滝見台に寄り、かけぬけ道へと入っていきました。そしてかけぬけ道を下り、那智山青岸渡寺へと向かいました。那智山青岸渡寺にてお参りをし、そして熊野那智大社を参拝し、そこから那智の滝前バス停まで歩いていただきました。
 本事業の開催にあたりご支援いただきました関係者の皆様方に、あらためて感謝申し上げます。また、ご参加いただきました各団体の益々のご発展と各団体の皆様方の益々のご活躍を心より祈念いたしております。
posted by 和歌山県世界遺産センター at 00:00 | 保存活用団体連携促進研修

2015年12月25日

平成27年度保存活用団体連携促進研修事業

 平成27年12月1日(火)三重県熊野市(熊野市教育委員会共催)において、和歌山・三重・奈良各県から20団体/161名の参加のもと、保存活用団体連携促進研修事業(わかやま世界遺産地域交流会)を開催いたしました。三重県での開催は、平成20年度尾鷲市(「熊野古道センター」)以来2度目となります。
 この事業は、地域で活躍している参詣道保存団体、語り部団体の皆様方を対象に、日常活動している地域だけでなく、参詣道全体の理解や交流を深めるために平成18年度から実施しています。第1部は、熊野市「熊野市文化交流センター」を主会場に、基調講演『文化的景観と森林』(講師)速水林業代表/速水亨氏ならびに、現地研修についての説明『伊勢路風伝峠の魅力』(講師)熊野古道語り部友の会幹事/清水鎮一氏の各講義を実施いたしました。
 第2部は現地研修として、熊野参詣道伊勢路「風伝峠」を熊野古道語り部友の会の皆様方に、ご案内いただきました。
 伊勢路には、花の窟付近から新宮へ向かう七里御浜街道と分かれて、熊野本宮へ向かうルート本宮道があり、途中御浜町栗須と紀和町矢の川を結ぶ「風伝峠」があります。紀和町大河内周辺には一部石畳の古道も残っていて、参詣道であった往時を偲ぶことができる道です。
 本事業の開催にあたり、ご支援いただきました関係者の皆様方にあらためてお礼申し上げますとともに、今後3県の交流が一層深まりますことを心より祈念いたします。
posted by 和歌山県世界遺産センター at 13:05 | 保存活用団体連携促進研修

2011年12月01日

保存活用団体連携促進研修(2011/12/01)

平成23年12月1日(木)和歌山県西牟婁郡すさみ町において、和歌山・三重・奈良各県から14団体・141名の参加のもと、保存活用団体連携促進研修事業(わかやま世界遺産地域交流会)を開催しました。この事業は、地域で活躍している参詣道保存団体、語り部団体の方々を対象に、日常活動している地域だけでなく、参詣道全体の理解や交流を深めるために平成18年度から実施しています。第1部では、すさみ町「ホテル・ベルヴェデーレ」にて、和歌山(高野・熊野・大辺路各地域協議会代表)、三重(熊野古道語り部友の会代表)、奈良(十津川鼓動の会代表)による活動状況等の発表を行い、熊野古道・大辺路「長井坂」の紹介がありました。第2部では、現地研修となる熊野古道・大辺路「長井坂」ウォークを行いました。大辺路は田辺市から海岸線に沿いに進み、熊野三山に至る道であり、奥駈をする修験者や西国巡礼を三十三回行う「三十三度行者」と呼ばれる専門の宗教者が辿る道でもありました。江戸時代以降は、信仰と観光を兼ねた人々の利用が知られています。本来の姿が良好に保たれている範囲は限られますが、海と山の織りなす美しい景観に恵まれた道です。この研修を通して、3県の交流が今後いっそう深まることを期待しています。
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2010年12月01日

保存活用団体連携促進研修(2010/12/1)

 この日、和歌山県世界遺産センターでは、今年度の「三県地域間連携事業」(和歌山県世界遺産協議会)を、十津川温泉ホテル昴(奈良県十津川村)を会場に行いました。
 この事業は、5年前より、県内でご活躍の古道保存団体・語り部団体の皆様方を対象に、相互連携の促進を目的として、研修会・交流会を実施しています。今年度も、奈良県・三重県の各団体のご協力の下、三県合同で開催することができました。主な内容は、各地域の活動状況の報告会や記念講演(『幕末の十津川郷士』講師(松實 豊繁氏))、現地研修「果無峠コース(柳本橋〜果無集落)」への取り組みです。
 今年度の参加者総数は、約150名で(事務局職員を含め)、内訳は和歌山県(11団体/101名)、奈良県(4団体約16名)、三重県(1団体30名)でした。終了後、参加の皆様方からは、有意義な時間を過ごすことができたと好評をいただきました。
※現地研修「果無峠コース(柳本橋〜果無集落)」
 歩行距離:1.4km 歩行時間:1時間
 小辺路の果無峠越えは、標高150m 前後の十津川温泉から1000m強の果無峠まで登ります。
※十津川郷士
 南大和(奈良県)の十津川郷に在住していた郷士集団のことです。
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2009年12月01日

保存活用団体連携促進研修(2009/12/1)

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 和歌山県世界遺産センターでは、12月1日、「地域間連携促進事業」(和歌山県世界遺産協議会事業)に取り組みました。
 この事業は、平成18年度より、県内でご活躍の古道保存団体・語り部団体の皆様方を対象に、研修・交流会を実施してきました。
 今年度は、世界遺産登録5周年という節目の機会をとらえ、奈良県・三重県との合同による相互活動状況の報告等、地域間連携の進展を目的に開催しました。
 参加団体は、和歌山県(約100名[12団体])、奈 良 県(約 10名[ 1団体])、三 重 県(約 20名[ 1団体])で、合計約130名(14団体)の方々に参加していただきました。
 ここでの研修は、講話『文化的景観』(辻林浩和歌山県世界遺産センター長)と現地研修「大日越コース(湯峯温泉〜旧社地大斎原)」、また各地域の代表団体による活動報告を下に交流を行うことで内容を構成しました。
 会の終了後、参加の皆様方からは、有意義な時間を過ごすことができたとお話をいただきました。
※「大日越コース(湯峯温泉〜旧社地大斎原)」… 歩行距離:3.4km 歩行時間:1.2時間 所要時間:約2時間大日越は、熊野本宮大社と湯峯温泉を結ぶ山越えの古道です。距離は3.5km程度と短いのですが、本宮大社側からの急な階段状の上りがきつくなっています。
(湯峯温泉、湯峯王子、鼻欠地蔵、月見ヶ丘神社、熊野本宮大社など)
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2008年09月30日

保存活用団体連携促進研修(2008/09/30)

 9月30日(火)三重県熊野古道語り部の会との交流ということで、三重県尾鷲市及び熊野市において約140名(12団体)の参加のもと和歌山県世界遺産協議会地域交流会を開催しました。
 この交流会は、地域で活躍している参詣道保存団体、語り部団体の方々を対象に、日常活動している地域だけでなく、参詣道全体の理解や交流を深めるために平成18年度から実施しています。

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 第1部では、尾鷲市にある三重県立熊野古道センターにおいて、熊野古道センター長花尻氏より「小野蘭山と紀伊山地の植物」のお話しをしていただき、その後、三重、高野、熊野、大辺路の各地域の団体による活動状況等の発表を行いました。

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 第2部では、バスにて熊野市まで移動し、三重県熊野古道語り部の会の案内による松本峠ウォークを行いました。5班に別れ歩き、各班とも交流を深めていました。竹林に囲まれた峠には、鉄砲で撃たれたと伝わる地蔵があり、途中の梅林からは七里御浜が一望できます。ぜひ皆さんも歩いてみてください。
posted by 和歌山県世界遺産センター at 00:00 | 保存活用団体連携促進研修