新宮市立王子ヶ浜小学校5年生64名が次世代育成事業にご参加いただきました。世界遺産熊野本宮館に到着後多目的ホールにてセンター職員による世界遺産入門講座を行いました。事前に世界遺産の学習をされていたようで質問にも積極的に答えてくれるなどいい時間を過ごすことができました。今回学んだ内容を今後の学習に生かせてもらえると幸いです。その後、バスで平岩口バス停に移動し、そこから三軒茶屋跡を目指して歩きました。到着後、道普請を2班に分かれて行っていただきました。今回は、三軒茶屋跡から伏拝王子方面に約300m向かったところで土の量は1tでした。多い方で4往復の土を運んでいただきました。土運び作業が終わってからは、土固め作業を全員でまとまって行いました。みんなでやると土が固まるのも早く、何よりチームワークが素晴らしく良かったと思います。4箇所の土運びができて古道を保全することができました。ありがとうございました。道普請終了後、世界遺産マスターさん6名と合流し現地学習がスタートしました。三軒茶屋跡から熊野本宮大社までのコースでした。古道沿いに広がる美しい景観や見晴らし展望台からの壮大な熊野川に児童の皆さんは圧倒されている様子でした。今回の現地学習で見て感じた熊野古道にまた足を運んでいただけると嬉しいです。ありがとうございました。
今回が令和5年度次世代育成事業の最後となりました。25校の小中学校、高等学校の児童、生徒に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を知っていただき、触れていただきました。初めて足を運ぶ方が多い中で帰る頃になると、来て良かったと思って帰っていただけたり、保全活動に対して考える機会の場になったりと素晴らしい時間になったと感じています。私自身も1年間担当をする中で実りのある学びがたくさんありましたので来年度も和歌山県の未来を担う子供たちに世界遺産の魅力をもっと発信していけるように頑張りたいと思いました。1年間ありがとうございました。
道普請箇所

道普請前

道普請後

道普請作業@

道普請作業A

道普請作業B

現地学習@

現地学習A

現地学習B
posted by 和歌山県世界遺産センター at 17:14
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次世代育成