2023年04月21日

TAT(タイ国政府観光庁)一行【道普請】2023/4/21

 TAT(タイ国政府観光庁)一行様は、75名で参加してくださいました。海外からの団体での道普請活動参加は初めてでした。
 今回の活動は、日本とタイの観光交流促進を図るためで和歌山県に来ていただき、世界遺産熊野古道の保全活動である道普請を一緒に協力しながら行えたことを嬉しく思いました。
 場所は、伏拝王子から三軒茶屋跡に500mほど歩いたところで、土の運搬、地固め作業を体験していただきました。
 活動の様子を見ていると、土を固める作業では、たこやタンパーなどの道具を使いこなし、記念撮影を何度も行っていたりと楽しく取り組まれる姿が印象的でした。私自身、言葉は通じなくても、ジェスチャーでコミュニケーションを取りながらする活動は新鮮でした。
 皆さんの笑顔がとても素敵で、こちらも自然と笑みがこぼれるなど出会いに感謝したいです。
 この活動を機に、私たちが守るこの世界遺産がタイ国の方々に広く理解され訪れるきっかけとなることを願っています。本日はありがとうございました。(コップンカー)

道普請説明
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道普請後
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posted by 和歌山県世界遺産センター at 18:28 | 道普請

三菱電機冷熱システム製作所【道普請】2023/4/21

 三菱電機株式会社冷熱システム製作所様は、今回で11回目の参加で43名の方が参加してくださいました。4月から入社されたメンバーだったので元気いっぱいの方たちでした。
 場所は、伏拝王子から三軒茶屋跡に500mくらい歩いた場所での活動でした。午前中にTAT(タイ国政府観光庁)一行様が道普請活動を行った場所の続きから行いました。土の量は2tでした。1往復すると1km歩くことになりますが、1人4往復となりました。
 すれ違いざまに、お互い「お疲れ様でーす」と声を掛け合いながら行う姿に同期入社の皆さんの関係の良さが伝わってきました。
 参加者の方と話していると、全国のあちこちから来られていることを知り、和歌山県の魅力の一つである熊野古道を歩きながら道普請活動にもご参加いただけたことをうれしく思いました。
 入社してもうすぐ1か月。疲れも溜まってきていることと思いますが本日の活動のように世界遺産を歩き、体を動かす中で日常とは違った体験をしてリフレッシュになっていればとても嬉しいです。本日はありがとうございました。

道普請前
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道普請の説明
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道普請後
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posted by 和歌山県世界遺産センター at 09:02 | 道普請

2023年04月18日

熊野古道を歩く道普請の仲間たち【石畳再生】2023/4/17

 熊野古道を歩く道普請の仲間たち様は、今回で6回目の参加で6名の方が参加してくださいました。
 場所は、長尾坂で石畳再生を行いました。「長尾坂」は上三栖から長野の水呑峠に至る約16町の坂道となっています。1町は約109mなので16町では約1.7kmの古道となります。
 この日は、天気も良く、絶好の活動日和となりました。
 作業前後の写真を見ると一目瞭然ですが、土で埋まっていた石畳が顔を出し、少しではありますが本来の姿が見えてきました。2時間の作業では、土を掘ったり、竹の根を切ったり、石畳を掃いたりしながらの活動となりました。予定した時間内にすべての箇所を再生することはできませんでしたが、何度か活動を続ける中で本来の姿に戻していきたいと思います。たくさんの時間の中で石畳が埋まっていったと考えると、定期的な作業が必要だと感じました。
 熊野古道を歩く道普請の仲間たち様は、チームワークが抜群で作業中のコミュニケーションも多く、私たちも楽しく活動をすることができました。今回もご参加ありがとうございました。

長尾坂活動前(下から)
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長尾坂活動後(下から)
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長尾坂活動前(上から)
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長尾坂活動後(上から)
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活動風景
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posted by 和歌山県世界遺産センター at 10:33 | 道普請

2023年04月15日

さわかみ財団【道普請】2023/4/15

  一般財団法人さわかみ財団様は、今回で26回目の参加で8名の方が参加してくださいました。
 場所は、伏拝王子〜本宮大社の間で10ヶ所以上の側溝掃除を行いました。雨の中での活動ではありましたが、溝があるところ全ての枯れ葉や木の棒などを取り除くことができました。側溝が詰まっていると水がきれいに流れなくなり、道の砂などが雨で流れ落ちて、道が傷んでしまう・・・
砂を入れて固める活動だけでは、道の保全にならないということを感じて保全活動の奥深さを知ることができた1日でした。
 参加者の方々の感想では、「側溝の水の流れが分かった。」「雨だと、道普請活動を何のためにやっているのかが実際に見ることができて良かった。などの感想をいただきました。
 雨の中での活動でしたが、怪我もなく無事終えることができました。活動途中に、見晴らし台から景色を見ると偶然にも一瞬、大斎原の大鳥居が姿を現し、神秘的な時間を過ごすことができました。
 また、11月にも道普請活動にご参加いただくことが決まっているのでお会いできるのを楽しみにしております。今回もご参加ありがとうございました。

側溝の清掃活動の様子
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posted by 和歌山県世界遺産センター at 08:52 | 道普請

2023年04月08日

株式会社伊藤園【道普請】2023/4/8

 株式会社伊藤園様は、今回で4回目の参加で21名の方が参加してくださいました。
 場所は、三軒茶屋跡から伏拝王子側に300mほど歩いたところで行いました。前日までの雨により、道普請活動ができるかどうか心配しましたが、当日は天気にも恵まれ実施することができました。
 今回の土の量は1トンでした。所々、水たまりが残っているところがあり、足元が悪い状態ではありましたが、協力しながら整備をすることができました。1時間程の活動で道も写真で確認できるように綺麗な姿に変わりました。これも21名の参加者の方々の協力があってこそです。土を何往復も運ぶ作業では、お互いに声を掛け合い、励ましあっておられる姿が印象的でした。当日は、熊野古道を歩かれる外国人観光客の方々も多く、すれ違う度に笑顔で「thank you」と声を掛けていただき、参加者の皆様も自然と笑みがこぼれ、また、土を固める作業では、交互に記念に写真を撮られるなど楽しみながら取り組んでくださいました。
 私自身も今回が道普請を行うのが初めてでした。これまで、熊野古道を歩いたことはありましたが、「世界遺産の道を後世に良好に伝えていく」という道普請活動の業務に携われることに自然と感謝の気持ちが沸いてくるなど、歩く側と活動をする双方の立場になることで新たな視点を持つことができたことが大きな気づきとなりました。道普請活動にご理解ご協力いただきありがとうございました。

道普請を実施する前
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道普請を実施した後
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posted by 和歌山県世界遺産センター at 09:03 | 道普請