2022年12月23日

田辺市立本宮中学校【道普請】2022/12/21

 本宮中学校は例年12月に参加し、今回で11回目となります。小学校ではジュニア語り部、中学校では道普請に参加という形で世界遺産の学習をしています。生徒と先生、約45人のほか、語り部さんも15名ほど参加してくださいました。
 場所は三軒茶屋跡から400メートルほど伏拝王子跡の方へ歩いた地点で、重い土嚢袋を持って土を運ぶのは大変な作業です。しかし、元気な生徒たちは足取り軽く土を運び、目新しい道具であるタコやタンパーを使って楽しそうに土を固めてくれました。
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 自分たちの地元にある世界遺産に実際に触れ、自分たちで守っていくという気持ちが芽生えるきっかけになればと思います。
 道普請を実施する前
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 道普請を実施した後   
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posted by 和歌山県世界遺産センター at 15:31 | 道普請

令和4年度 わかやま世界遺産地域交流会【保存活用団体連携促進研修事業】2022/12/8

 今年度のわかやま世界遺産地域交流会(保存活用団体連携促進研修事業)は、串本町にて開催されました。この事業は、地域で活躍している参詣道保全団体・語り部団体の皆様を対象に、日常活動されている地域だけでなく、他地域や参詣道全体についての理解を深めることを目的に、平成18年度から実施しています。今年は、和歌山県内の世界遺産保有市町と三重県からも参加をいただき、合わせて18団体(103名)の皆様にお集まりいただきました。
 午前中は串本町文化センターの大ホールにて、大辺路刈開き隊隊長の上野一夫氏の講演(演題:『大辺路を辿った旅人たち』)を聞いていただきました。参加者からは、「大変興味深いお話を聞かせていただいた」と好評でした。午後は、現地学習として大辺路飛渡谷道を、大辺路刈開き隊の方々に案内していただきながら歩きました。3kmほどの道のりを約1時間半かけて歩きました。途中、海岸線を眺めることもでき、気持ちのいいウォークとなりました。
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上野さんによる講演の様子。パワーポイントを自作して、わかりやすいお話にしていただきました。少し緊張したとおっしゃっていましたが、堂々とした話しっぷりでした。
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串本町文化センター大ホールの様子です。熱心に聞いていただきました。  
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大辺路刈開き隊の語り部さんを中心に、10人ほどの班で現地学習を行いました。
posted by 和歌山県世界遺産センター at 10:27 | 保存活用団体連携促進研修

聖隷クリストファー高等学校【道普請】2022/12/6

 静岡県にある聖隷クリストファー高等学校は今回初めての参加で、77名の生徒が参加してくださいました。
 場所は、大門近くから登っていく高野参詣道女人道の弁天岳入り口付近で、急な上り坂を100メートルほど登った地点です。生徒たちは自分たちで土を詰めた土嚢袋を力強い足取りで運び、土を固めました。
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 12月に入って、高野山は冷え込みが厳しくなりましたが、白い息を吐きながら額に汗してくれたおかげで、整備された古道が出来上がりました。道普請を通して、直接世界遺産に触れ、世界遺産の保全活動をするというめったにできない経験ができたとのご感想もいただきました。ご参加ありがとうございました。
道普請を実施する前      道普請を実施した後
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posted by 和歌山県世界遺産センター at 09:04 | 道普請

由良町立由良中学校【次世代】2022/12/5

 由良町立由良中学校の2年生36名が参加しました。
 事前に学校で世界遺産講座を実施後、当日は三軒茶屋跡から熊野本宮大社までを歩く現地学習を行いました。
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 由良中学校は昨年も参加し、その時は高野山での現地研修を行ないました。次世代育成事業では、高野山地区と本宮地区で現地学習を実施することが多いのですが、同じ霊場とはいえ、両者は大きく特徴が異なります。しかし、その霊場が同じ紀伊山地の中で互いに影響を与えながら発展してきたという類稀にみる歴史をもつことが世界遺産に登録された理由の一つでもあります。今後も「紀伊山地の霊場と参詣道」のさまざまな場所に訪れて、その多様性を実感してもらえればと思います。
posted by 和歌山県世界遺産センター at 08:12 | 次世代育成

那智勝浦町立下里小学校【次世代】2022/12/2

 那智勝浦町立下里小学校の5・6年生28名が参加しました。
 学校で世界遺産講座を実施後、妙法山阿弥陀寺に移動して、かけぬけ道に入り、21町から19町あたりの清掃活動を行いました。30分ほどでしたが、児童たちが熱心に活動してくれたおかげで、見違えるようにきれいな古道になりました。その後、誇らしげに古道を後にしていく児童たちの姿が印象的でした。
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 その後かけぬけ道を歩いて那智高原公園に至り、昼食後は那智山青岸渡寺に至って那智大社とともにお参りした後、那智の滝を見る現地学習を行いました。地元の子供たちにとって那智山青岸渡寺や那智の滝は身近なものですが、世界遺産であるかけ抜け道を歩くのは初めてで、地元での新たな発見に新鮮な目を向けていました。
posted by 和歌山県世界遺産センター at 07:11 | 次世代育成

2022年12月22日

株式会社日本道路【道普請】2022/11/29

 日本道路株式会社は平成30年から連続して道普請に参加し、今回で5回目となります。19名の方が参加してくださいました。
 初めに、結団式が熊野本宮館で行われ、感謝状の贈呈式が行われました。感謝状は5の倍数回参加なさった団体に贈呈しております。また、例年道普請に使用する道具を寄贈してくださり、今年は土を固めるタンパーと土を慣らすトンボを寄贈してくださいました。ありがとうございました。
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 ただ、当日はあいにくの雨で、当初予定していた土入れの作業は行わず、伏拝王子跡から三軒茶屋跡に至る古道で、土や落ち葉が溜まって機能しなくなった側溝や横断溝の清掃をしてもらいました。所々水が滞留している場所がありましたが、溝清掃することで水のはけ口ができるようになりました。ご協力ありがとうございました。
posted by 和歌山県世界遺産センター at 09:49 | 道普請

2022年12月06日

和歌山県警少年課【道普請】2022/11/26

 和歌山県警少年課の参加は今回で8回目で、28名の方が参加してくださいました。
 場所は昨年度から重点的に道普請を行っている高野参詣道女人道の転軸山の上り口付近で、今回の道普請で転軸山での作業が一通り完了いたしました。ご協力いただいたさまざまな団体に改めてお礼を申し上げます。
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 県警少年課は子どもたちの非行防止につなげるため、毎年道普請に参加しています。世界遺産を次世代に継承するための道普請を通して、子どもたちが社会に貢献できる大人に育ってほしいと思います。
posted by 和歌山県世界遺産センター at 16:52 | 道普請