KDDI株式会社様は、三軒茶屋跡で道普請に取り組まれました。
三軒茶屋はこれまで多くの皆様に普請いただいたことにより、往時の姿に戻りつつあります。戻りつつあるとは、道幅、路盤等が確保され、スロープ状にできるのではないかと考えます。本来は石が敷かれていたのでしょうが、路床を真砂土(渋土)で戻し、仕上げとして山土で覆い転圧をかけてやります。同社の皆様は、今回も2トンの真砂土で洗堀箇所を元のレベルまで戻しにいきました。道普請は所謂土木作業ではありません。参加の皆様は、往時に思いを馳せながら一人ひとりの力で古道の復元のため普請に努められました。本当に有難く感謝の気持ちしかありません。今後共、世界遺産紀伊山地の保全をよろしくお願いいたします。
posted by 和歌山県世界遺産センター at 13:03
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道普請