2022年01月26日

環境保全トレッキング【道普請】2021/11/14

 この日の高野山での道普請は、県道を横断して40町石から土を運びだし38町石辺りを中心に行うものです。参加者は83名で、町石道に補充した土は1トン。環境保全トレッキングは、県観光局観光振興課が主催して行う事業で、参詣道を良好な状態で保全し次代に引き継いでいくために継続的に行っています。今回も県内から83名が参加し、丹生都比売神社をスタート、二ツ鳥居、矢立、大門を通り檀上伽藍、金剛峯寺までの約15kmのコースで行われ、途中40町石周辺で道普請を行います。道普請は、高野町教育委員会の協力、指導の下洗堀箇所への土補充及び石材横断溝の清掃も行いました。これまで40町石での道普請は39、38町石までやり終えていたので、この日は38町石から再スタートとなりました。ここは、土置き場から少し離れた作業箇所であることからしんどい作業になりますが、これからも頑張っていきたいです。
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posted by 和歌山県世界遺産センター at 14:57 | 道普請

和歌山県職員労働組合【道普請】2021/12/18

 和歌山県職員労働組合の皆さんの道普請は、高野山転軸山に引き続き今年2回目です。今回は舞台を熊野古道に移し、三軒茶屋跡での道普請となりました。作業箇所まで古の参詣者に思いを馳せつつ、古道分岐にあたる三軒茶屋モニュメントから伏拝王子へ200m程歩きます。古道の傷みは、道を遡ると手が付けられていないことから洗堀が増していくようです。参加者は、土を詰めた土嚢袋を両手に洗堀された箇所へ何回も何回も繰返し運んでいくと、傷んでいた表層面が往時にかえっていくようです。県職員労働組合の皆さんは、参加者全員わいわいと作業を楽しみながらこなしていきます。仕上がりも滑らかで来訪者の身になって道普請が行われていることがわかります。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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posted by 和歌山県世界遺産センター at 13:40 | 道普請

2022年01月18日

ホテル浦島【道普請】2022/1/12

 ホテル浦島の皆様の道普請は、今年度2度目となります。作業場所は前回に引き続きかけぬけ道(中世の絵図にも描かれた道)で行われました。この道には丁石の大半が遺存しており、今回は20丁から17丁まで(約300m)の落石、折枝、落葉、石階段及び敷石の覆土を清掃していきました。姿を現した表層土は、歩くものに往時のやすらぎや温もりを感じさせてくれます。
また次回、皆様と道普請でお会いできますことを楽しみにしております。
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京都文教大学【道普請】2021/11/16

 京都文教大学の皆様は、昨年に引き続き2度目の道普請です。作業場所も同じ式水茶屋跡でした。若者たちの道普請は活気に満ちており、きびきびとした作業の様子は頼もしく思われました。生徒たちからは、紀伊山地には古都京都にない違ったよさがあるとうれしい声も聞かれました。今後彼らには、息の長い保全活動への参加を期待したいと思います。
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posted by 和歌山県世界遺産センター at 15:13 | 道普請

2022年01月13日

田辺市立本宮中学校【道普請】2021/12/20

 本宮中学校の道普請は、今回で10回目となりました。おめでとうございます。併せて、旧三里中学校の幻の10回(統合前に9回)にも感謝を申し上げます。同校の生徒たちは地域の若きリーダーです。この日も、生徒たちを応援しようと地域の方々が多く参加されました。道普請は昔から地域の方々が行ってきた古道の修繕行為を、世界遺産の保全意識が高まってくるとともに事業化したものです。これからも、世界遺産センターは、地域の若きリーダーたちの道普請を温かく見守っていきたいと思います。
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posted by 和歌山県世界遺産センター at 11:58 | 道普請

2022年01月07日

KDDI株式会社【道普請】2021/12/11

 同社の皆様は、いつも揃いのヤッケ(ユニフォーム)を身にまとい、さりげなく結束力がアピールされています。スタッフ一同からは羨望の光景です。三軒茶屋跡の道普請は、参加者の皆様にとって何度目かの作業箇所ではなかったでしょうか。ここ数年集中的に土入れを行っています。ベテランの皆様は、手慣れたもので、初心者を指導しつつサクサクと作業を片付けていきました。これからもこの活動を継続していただき、世界遺産紀伊山地の保全継承に力をお貸しください。
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posted by 和歌山県世界遺産センター at 16:52 | 道普請

環境保全トレッキング【道普請】2021/12/5

 環境保全トレッキング、舞台は熊野古道です。作業場所は今回も三軒茶屋跡になりますが、同古道での道普請は現在2箇所で行っています。トレッキング道普請はワンウェイ方式(通常はバックアンドフォース方式)なので、進行方向である本宮大社側を選びました。参加者はウォーキングの疲れなんてなんのその、重い土嚢袋(土がたくさん入っている方)を自ら選び、作業場まで運んでいきました。お陰で丈夫な古道補修ができました。次回は、コロナ禍が収まり通常の道普請でお待ちしたいと心から願います。
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posted by 和歌山県世界遺産センター at 16:50 | 道普請

和歌山県警察本部少年課【道普請】2021/11/27

 今回の道普請は転軸山(高野三山)の登山口です。ここでの道普請は今年度3回目です。転軸山頂には中世石造物が複数発見されています。特に注目されているのが反花(かえりばな)座です。また、高野三山内で大師御廟に最も近く、作業中も何人かの登山者と出会いました。道普請は、少年たちと同課の皆様方、サポーターの皆様方で楽しくにぎやかに行うことができました。しかし、同山普請はやってみるとなかなか難しく、苦心腐心でした(お疲れ様です)。またの道普請へのご参加をスタッフ一同心よりお待ちしております。
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posted by 和歌山県世界遺産センター at 16:48 | 道普請

富士通株式会社【道普請】2021/11/25

 今回の同社道普請はこれまでと違いワーケーションでの参加です。アテンドは観光振興課で、作業箇所は三軒茶屋跡です。同跡はここ数年集中的に整備されています。整備が完了する日まであと一歩です。その日に向けて、本日もうまずたゆまず努力する参加者の姿に、往時の参詣者の姿が偲ばれます。コロナ禍が収まり参加人数の上限も撤廃できたなら、ふるっての皆様のご参加をお待ちしたいと思います。
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posted by 和歌山県世界遺産センター at 16:46 | 道普請

株式会社日本道路【道普請】2021/11/25

 同社の道普請参加は今回で4度目です。同社からは参加のたびに道路整整備道具を寄贈いただいています。今回もタンパ4本をいただきました。有効に使ってまいりたいと思います。今回の作業は、道普請ですっかりお馴染みになった三軒茶屋跡です。この道は元和5(1619)年水野重仲が新宮領主となったおりかつての御幸道を改修したとされます。参加者は事前に分担された作業を機敏な動作で次々にこなしていきました。表土が丁寧に整地された古道は、江戸時代初期の整備を彷彿させます。今後共熊野古道をよろしくお願いいたします。
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posted by 和歌山県世界遺産センター at 16:44 | 道普請