新宮市立熊野川小学校6年生のみなさんに、熊野参詣道中辺路(式水及び伏拝)で道普請を行っていただきました。
内容は、溝に詰まった土や石、枯れ枝、落ち葉を取り除く作業でした。道休禅門地蔵付近から道標71番付近までの区間の溝をすべてきれいにしました。熊手やピック、移植ごて等の道具を使って、溝にたまっている物を取り除きました。土は、鋤簾を使って参詣道上に戻しました。水が溝を流れるように、みんな一生懸命作業をがんばってくれました。
作業の後は、伏拝王子跡まで歩き、伏拝茶屋でお弁当を食べました。そしてウォークを再開し、午後からも伏拝にて溝掃除の作業をしてもらいました。
児童の皆さんは、卒業遠足として発心門王子跡から熊野本宮大社までの約7kmを歩きました。その中での道普請作業でした。ご協力いただいた和歌山県世界遺産マスターさんによる案内のもと、皆さん無事に熊野本宮大社までの約7kmの道のりを歩ききりました。自分たちの地元にある世界遺産についての話を聞き、そして参詣道を実際歩き、また自分たちの手で参詣道を守る作業をし、素晴らしい体験ができたと思います。今日の活動が、卒業前の小学校での良い思い出になってくれれば幸いです。
皆さんのおかげで、溝がたいへんきれいになり参詣道の上を雨水が流れてしまうのを防ぐことができました。参詣道の保全活動にご協力いただき、本当にありがとうございました。
posted by 和歌山県世界遺産センター at 00:00
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道普請