2018年08月19日

49−3即自有志【道普請】2018/08/19

IMG_0058-2.jpg 49−3即自有志の皆様方に、熊野参詣道中辺路(伏拝)で道普請を行っていただきました。
 まず、伏拝王子跡付近の土置き場では、土嚢袋への土入れ作業を行っていただきました。また、同時に作業箇所まで資材を運んでいただき、土留めのための横木を4本設置していただきました。横木の設置では、横木を固定するために杭を打ちます。杭は、なたとかけやを使って丸木を半分に割り作っていただきました。その杭をかけやを使って打ち込んでいただきました。
 作業箇所での準備が終わると、いよいよ土嚢袋に入った土を運ぶ作業です。両手に持ったり、または背負子に入れ背負ったりして運んでいただきました。中には背負子+両手という方もおられました。2tの土を、約500m離れた作業箇所まで運び、補充していただきました。補充したところは、「たこ」という土を固める道具を使ってドンドンと突き固めていただきました。
 道普請の作業は、すべて手作業で行います。お盆を過ぎ、少し涼しくなってきましたが、それでもやはり8月。暑さの厳しい中での作業でしたが、参加された14名の皆様の力で、無事2tの土を補充することができました。
 即自有志の皆様方、いつも暑い時期に厳しい内容の作業をしていただき、本当にありがとうございます。来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
 また、今回の道普請には、海南市から1名、環境保全活動に興味をもたれている方がボランティアでご参加くださいました。ありがとうございます。このようにして、どんどん参詣道保全の輪が広まっていってくれることを心より願っております。



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posted by 和歌山県世界遺産センター at 00:00 | 道普請