和歌山県世界遺産マスターで伽藍中門再建工事の筆頭堂宮大工を務められた、尾上恵治氏を招き「高野山開創1200年と中門再建工事の現場から」を演題に高野山壇上伽藍の近くの櫻池院別館成慶院において第2回世界遺産セミナーを開催しました。
台風12号の接近のおそれのある予報のなか、25名の皆様の参加をいただきました。
伽藍見学も予定していたので、天気は本当に心配でしたが、晴れ間の中、実施することができて一安心でした。
尾上講師には、開創記念事業として172年ぶりに再建された中門の工事責任者としての立場から、資材の調達や工法についての苦労話などを含めた中門再建工事の概要についての解説を行っていただきました。また、熊野の神道、吉野の修験道という異なる宗教が平和共存してきた関わりについても丁寧にご解説いただきました。
講演終了後、中門に移動し、現地において工事の概要などの説明もいただきました。
参加者の皆様、ありがとうございました。
2015年07月26日
平成27年度第2回世界遺産セミナー 7月26日(日)
posted by 和歌山県世界遺産センター at 00:00
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