2022年04月20日

熊野古道を歩く道普請のなかまたち【2022/4/18】

 「熊野古道を歩く道普請のなかまたち」の皆様は、長尾坂の石畳道の整備作業に取り組んでいます。長尾坂は、中辺路の峠越え経路のうち谷部から北向きの斜面を登る区間です。ここでは、発掘調査が実施され近世の石畳道が検出されています(1987)。しかし、復元整備された200mを含め石畳は、現在覆土や落葉、折れた枝により一部が顔を出しているだけです。なかまたちの皆さんは、一昨年からコツコツと石を出す道普請を続けており、この日は3年目、いよいよ最も覆土の多い箇所に差し掛かりました。深く掘っていくと(30cm程度)敷かれた石が表れてきましたが、本来の敷石に一部石がのせられていたり、石がはずされている箇所が水路の役割を果たしているように見えたり、興味深い遺構を多く発見することもできました。次回は、10月に取り組まれます。秋の長尾は果樹園が実りの季節を迎え、初夏とは異なる様相で参加者の皆様を迎えてくれることでしょう。
IMG_4054.jpgIMG_4067.jpg
posted by 和歌山県世界遺産センター at 16:14 | 道普請

2022年04月12日

一般財団法人さわかみ財団【道普請2022/4/9】

 さわかみ財団様18名の参加者は、大日越の道普請に取り組みました。大日越は熊野本宮大社と湯峯温泉を結ぶ山越えの古道です。また、ここは、例大祭幕開けの「湯登神事」(県無形民俗文化財)の舞台でもあります。稚児を肩車した父親にとっての古道は、難儀もまた楽しかろう・・でも、長年の風雪に耐えてきた古道の蹴上がりは高く、歩くにはきつくなった所が多くあります。
 そこで、今回の作業は洗堀されて高くなった蹴上がり箇所を中心に土入れを行っていきました。参加者たちからは、神事のお役に立てるのであれば嬉しいとの声が聞かれました。あとは大祭を待つばかりです。
 さわかみ財団の皆様は、来月にも道普請を予定されています。大日越の継続作業をよろしくお願いいたします。
IMG-4829.jpgIMG-4847.jpg
posted by 和歌山県世界遺産センター at 10:42 | 道普請

2022年03月30日

ファムツアー(観光振興課)【道普請2022/3/17】

 今日の道普請は、熊野古道中辺路式水茶屋跡付近です。
 ここには、発心門王子から伏拝王子へ向かう道中、行き倒れた参詣者を供養したと言われる道休禅門地蔵が佇みます。冬場には地元の人が蓑をかぶせてあげます。この日も、私たちを暖かそうな姿で迎えてくれました。
 今回のファムツアーには、全国から8社12人の各社ご担当者が参加されました。道普請の土量は1トン、作業場は古道を水吞王子に向かって50mほど上った所です。アテンドの県観光振興課の職員も加わり一緒に汗を流しました。道普請には、毎年全国から多くの企業がCSR活動で参加いただいています。世界遺産の保全管理は、各企業のCSRの目的と合致するところが多くあるように伺います。これからも皆様に愛される世界遺産であり続けたいと思います。
DSC_2122.JPGDSC_2091.JPGDSC_2142.JPG
posted by 和歌山県世界遺産センター at 17:49 | 道普請

2022年01月26日

環境保全トレッキング【道普請】2021/11/14

 この日の高野山での道普請は、県道を横断して40町石から土を運びだし38町石辺りを中心に行うものです。参加者は83名で、町石道に補充した土は1トン。環境保全トレッキングは、県観光局観光振興課が主催して行う事業で、参詣道を良好な状態で保全し次代に引き継いでいくために継続的に行っています。今回も県内から83名が参加し、丹生都比売神社をスタート、二ツ鳥居、矢立、大門を通り檀上伽藍、金剛峯寺までの約15kmのコースで行われ、途中40町石周辺で道普請を行います。道普請は、高野町教育委員会の協力、指導の下洗堀箇所への土補充及び石材横断溝の清掃も行いました。これまで40町石での道普請は39、38町石までやり終えていたので、この日は38町石から再スタートとなりました。ここは、土置き場から少し離れた作業箇所であることからしんどい作業になりますが、これからも頑張っていきたいです。
環境保全(高野山)1.JPG 環境保全(高野山).JPG
posted by 和歌山県世界遺産センター at 14:57 | 道普請

和歌山県職員労働組合【道普請】2021/12/18

 和歌山県職員労働組合の皆さんの道普請は、高野山転軸山に引き続き今年2回目です。今回は舞台を熊野古道に移し、三軒茶屋跡での道普請となりました。作業箇所まで古の参詣者に思いを馳せつつ、古道分岐にあたる三軒茶屋モニュメントから伏拝王子へ200m程歩きます。古道の傷みは、道を遡ると手が付けられていないことから洗堀が増していくようです。参加者は、土を詰めた土嚢袋を両手に洗堀された箇所へ何回も何回も繰返し運んでいくと、傷んでいた表層面が往時にかえっていくようです。県職員労働組合の皆さんは、参加者全員わいわいと作業を楽しみながらこなしていきます。仕上がりも滑らかで来訪者の身になって道普請が行われていることがわかります。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
IMG_3081-thumbnail2[1].jpg
 
posted by 和歌山県世界遺産センター at 13:40 | 道普請

2022年01月18日

ホテル浦島【道普請】2022/1/12

 ホテル浦島の皆様の道普請は、今年度2度目となります。作業場所は前回に引き続きかけぬけ道(中世の絵図にも描かれた道)で行われました。この道には丁石の大半が遺存しており、今回は20丁から17丁まで(約300m)の落石、折枝、落葉、石階段及び敷石の覆土を清掃していきました。姿を現した表層土は、歩くものに往時のやすらぎや温もりを感じさせてくれます。
また次回、皆様と道普請でお会いできますことを楽しみにしております。
IMG_1279.JPG

posted by 和歌山県世界遺産センター at 15:15 | 道普請

京都文教大学【道普請】2021/11/16

 京都文教大学の皆様は、昨年に引き続き2度目の道普請です。作業場所も同じ式水茶屋跡でした。若者たちの道普請は活気に満ちており、きびきびとした作業の様子は頼もしく思われました。生徒たちからは、紀伊山地には古都京都にない違ったよさがあるとうれしい声も聞かれました。今後彼らには、息の長い保全活動への参加を期待したいと思います。
260458695_4577788258972737_3187136564668305193_n.jpg
posted by 和歌山県世界遺産センター at 15:13 | 道普請

2022年01月13日

田辺市立本宮中学校【道普請】2021/12/20

 本宮中学校の道普請は、今回で10回目となりました。おめでとうございます。併せて、旧三里中学校の幻の10回(統合前に9回)にも感謝を申し上げます。同校の生徒たちは地域の若きリーダーです。この日も、生徒たちを応援しようと地域の方々が多く参加されました。道普請は昔から地域の方々が行ってきた古道の修繕行為を、世界遺産の保全意識が高まってくるとともに事業化したものです。これからも、世界遺産センターは、地域の若きリーダーたちの道普請を温かく見守っていきたいと思います。
IMG_1034 (1).JPG
posted by 和歌山県世界遺産センター at 11:58 | 道普請

2022年01月07日

KDDI株式会社【道普請】2021/12/11

 同社の皆様は、いつも揃いのヤッケ(ユニフォーム)を身にまとい、さりげなく結束力がアピールされています。スタッフ一同からは羨望の光景です。三軒茶屋跡の道普請は、参加者の皆様にとって何度目かの作業箇所ではなかったでしょうか。ここ数年集中的に土入れを行っています。ベテランの皆様は、手慣れたもので、初心者を指導しつつサクサクと作業を片付けていきました。これからもこの活動を継続していただき、世界遺産紀伊山地の保全継承に力をお貸しください。
1641883455738.jpg
posted by 和歌山県世界遺産センター at 16:52 | 道普請

環境保全トレッキング【道普請】2021/12/5

 環境保全トレッキング、舞台は熊野古道です。作業場所は今回も三軒茶屋跡になりますが、同古道での道普請は現在2箇所で行っています。トレッキング道普請はワンウェイ方式(通常はバックアンドフォース方式)なので、進行方向である本宮大社側を選びました。参加者はウォーキングの疲れなんてなんのその、重い土嚢袋(土がたくさん入っている方)を自ら選び、作業場まで運んでいきました。お陰で丈夫な古道補修ができました。次回は、コロナ禍が収まり通常の道普請でお待ちしたいと心から願います。
環トレ 作業中A.JPG
posted by 和歌山県世界遺産センター at 16:50 | 道普請